家づくりを始めたいけれど、右も左もわからず「一体何から手を付ければいいの?」と途方に暮れていませんか。人生で一番大きな買い物と言われるマイホームですから、絶対に失敗したくないというプレッシャーや、金銭的な不安を感じるのは当然のことです。
ネット上には膨大な情報が溢れていて、調べれば調べるほど何が正解かわからなくなる「家づくり迷子」になってしまう方も少なくありません。まずは落ち着いて、家づくりの全体像と正しい順番を把握することから始めましょう。
この記事では、私が実際に経験して学んだ知識をもとに、家づくり初心者がまず知っておくべき手順や、後悔しないための資金計画のポイントをわかりやすく解説します。

💡記事のポイント
- 家づくりをスタートする際の正しい手順と全体スケジュール
- 住宅展示場へ行く前に必ず準備しておくべきこと
- 予算オーバーを防ぐための費用の内訳と資金計画のコツ
- 土地探しや依頼先選びで失敗しないための具体的な判断基準
家づくり初心者がまずやるべき基本の手順

- 家づくりは何から始めるのが正解か
- 完成までの期間と全体の流れ
- ノートを作り基礎知識を勉強する
- 展示場見学に行く前の注意点
- 土地探しの前に知るべき手順
- 相談先は誰がいいか比較検討
家づくりは情報収集から入居まで、長い期間を要する一大プロジェクトです。多くの人が陥りがちなのが、知識がないままいきなり行動を起こしてしまい、後戻りできなくなるパターンです。まずは全体像を把握し、正しい順序で一歩ずつ進めていくことが成功への近道となります。ここでは、最初の第一歩から契約に至るまでの正しいステップを詳細に解説します。
家づくりは何から始めるのが正解か
「そろそろ家が欲しいな」と思ったとき、多くの方が最初にとる行動は「近くの住宅展示場に行くこと」や「ネットで土地情報を検索すること」ではないでしょうか。実際、私の周りでもそうやって動き出した友人が何人もいますが、実はこれ、家づくりにおいて最も推奨されないスタート方法なんです。
なぜなら、自分たちの基準を持たずにプロの営業トークや魅力的な物件情報に触れてしまうと、本来の目的を見失い、予算オーバーや不要な設備の導入につながるからです。
まずは「家族会議」で価値観をすり合わせる
家づくりを始めるにあたって最初にやるべき正解は、間違いなく「家族会議」で理想の暮らしを言語化することです。これは、単に「広いリビングが欲しい」といった要望を出すだけでなく、もっと根本的な「なぜ家を建てるのか?」という動機を掘り下げる作業です。
具体的には、以下の2つの視点で話し合ってみてください。
家族会議で話し合うべき2つの軸
- 現状の不満(Pain Points):「冬の脱衣所が寒すぎて辛い」「収納が少なくて部屋が片付かない」「子供の足音で下の階の人に気を使うのがストレス」など、今の暮らしで解消したいマイナス要素。
- 未来の理想(Gains):「庭で子供とプール遊びがしたい」「友人を呼んでホームパーティーがしたい」「週末はガレージで車いじりに没頭したい」など、新居で叶えたいプラス要素。
この話し合いを通じて、「我が家にとって絶対に譲れない条件(Must)」と「できれば叶えたい条件(Want)」を明確にしておくことが、後の無数の決断における揺るぎない「判断軸」となります。この軸さえしっかりしていれば、営業マンの甘い言葉や、流行のデザインに流されることなく、自分たちに本当に必要なものだけを選び取ることができるようになりますよ。
完成までの期間と全体の流れ
注文住宅を建てる場合、検討を始めてから実際に入居するまでには、一般的に8ヶ月〜15ヶ月程度の期間がかかります。建売住宅やマンションであれば、気に入った物件があれば契約から1〜2ヶ月で入居できることもありますが、注文住宅は「ゼロから作る」ため、どうしても時間がかかります。
見落としがちな「待ち時間」
この期間には、単に工事をしている時間だけでなく、様々な「待ち時間」や「事務手続きの時間」が含まれています。例えば、土地の購入申し込みをしてから決済・引き渡しまでには1〜2ヶ月かかりますし、建物のプランが決まってから建築確認申請を出して許可が下りるまでにも数週間かかります。
| フェーズ | 期間目安 | 主なタスク |
|---|---|---|
| ①準備・検討 | 1〜3ヶ月 | 情報収集、資金計画、要望整理、パートナー候補の選定 |
| ②土地・依頼先決定 | 3〜6ヶ月 | 土地探し、敷地調査、プラン提案、見積もり比較、契約 |
| ③詳細設計 | 3〜6ヶ月 | 間取り確定、設備・仕様(色決め)、住宅ローン本審査、建築確認申請 |
| ④工事・施工 | 4〜6ヶ月 | 地鎮祭、着工、上棟、中間検査、完了検査 |
| ⑤引渡し・入居 | 1ヶ月 | 施主検査、残金決済、登記、引越し、外構工事 |
特に注意が必要なのが、「子供の小学校入学までに入居したい」といった明確なデッドラインがある場合です。3月の引越しシーズンに間に合わせるためには、逆算すると遅くとも前年の夏頃には着工していなければなりません。土地探しが難航すれば、トータルで2年以上かかることも珍しくありません。「まだ先のことだから」とのんびり構えていると、希望の時期を逃してしまう可能性が高いので、余裕を持ったスケジュールを組むことが何より重要です。
ノートを作り基礎知識を勉強する
頭の中にある漠然としたイメージや、家族会議で出た要望を整理・記録するために、「家づくりノート」を作成することを強くおすすめします。これは、アナログのノートでも、スマホのメモアプリや共有アルバムでも構いません。
言葉では伝わらないニュアンスを共有する
ノートを作る最大のメリットは、「イメージの共有」にあります。例えば、「おしゃれなカフェ風のキッチンにしたい」と伝えたとしても、設計士がイメージする「カフェ風」と、あなたが思い描く「カフェ風」が一致しているとは限りません。一方は「スタバのようなモダンな空間」を想像し、もう一方は「古民家カフェのようなレトロな空間」を想像しているかもしれません。
こういった認識のズレを防ぐために、InstagramやPinterest、雑誌などで見つけた「いいな」と思う写真をどんどん保存し、ノートに貼っていきましょう。「この写真の、この床の色が好き」「この照明の雰囲気が嫌い」といった具体的なコメントを添えることで、担当者への伝わりやすさが格段に向上します。
また、このノートには「現状の家具・家電のサイズリスト」も書き込んでおくと便利です。今の冷蔵庫や洗濯機、ダイニングテーブルを新居でも使う場合、それらがきちんと収まる設計にしてもらわなければなりません。「引っ越してみたら冷蔵庫が入らなかった!」という悲劇を防ぐためにも、早い段階で採寸してメモしておきましょう。
展示場見学に行く前の注意点

モデルハウス見学は、家づくりのモチベーションを一気に高めてくれる楽しいイベントですが、何の準備もなしに飛び込むと「カモ」にされてしまうリスクがあります。特に注意したいのが、見学時に必ずと言っていいほど求められる「アンケート記入」です。
業界の常識「担当者ガチャ」の真実
アンケート記入は慎重に!
多くの住宅会社では、原則として「最初に接客した営業マンが、その後の担当者になる」というルールがあります。これを業界用語で「着座(ちゃくざ)」と言ったりします。もし、たまたまその場に居合わせた、知識が乏しく相性の悪い新人営業マンにアンケートを渡してしまうと、後から「やっぱりベテランの人に変えてください」と言っても、変更が非常に困難な場合が多いのです。
担当者の良し悪しは、家づくりの満足度を大きく左右します。もし展示場に行って、「このメーカーが気になるけど、今の営業マンとは合わなそうだな」と感じたら、アンケートには個人情報を記入せず、「検討してまた来ます」と丁重にお断りして帰る勇気も必要です。本気で検討したい会社であれば、事前にWebサイトから指名予約をするか、信頼できる紹介ルートを使う方が、優秀な担当者についてもらえる確率は高まります。
また、モデルハウスは「夢を売る場所」なので、最高級グレードのオプションが満載で作られています。床材もキッチンも、標準仕様とは全く別物であることがほとんどです。「これと同じ家がこの価格で建つわけではない」という冷静な視点を常に持ち、標準仕様のカタログや、実際の施工現場(完成見学会)を見せてもらうようにしましょう。
土地探しの前に知るべき手順
「まずは良い土地が見つからないと話が進まない」と考えて、不動産屋巡りからスタートする方がいますが、これも典型的な失敗パターンの一つです。なぜなら、土地にお金を使いすぎてしまい、肝心の建物にお金をかけられなくなる「土地貧乏・建物貧乏」に陥るリスクがあるからです。
「総予算 – 建物 = 土地」の公式
正しい手順は、まず自分たちが「建物にいくらかけたいか(かけられるか)」を把握することです。希望する家の広さや性能、仕様を実現するためには、どれくらいの建築費用が必要なのか。それを知らずに土地を買ってしまうと、残った予算では掘っ立て小屋のような家しか建たない、ということになりかねません。
必ず「総予算」を決め、そこから「建物の予算(諸費用含む)」を差し引いた残りで「土地の予算」を設定してください。
また、インターネット上の不動産ポータルサイト(SUUMOやアットホームなど)に出ている土地情報は、実は「残り物」である可能性が高いということを知っておきましょう。条件の良い土地は、ネットに掲載される前に、不動産会社に来店した「購入意欲が高く、予算も確定している顧客」に優先的に紹介されて売れてしまいます。本当に良い土地に出会うためには、地道に地元の不動産屋を回って顔を売るか、提携不動産会社を持つハウスメーカーや工務店と一緒に探してもらうのが一番の近道です。
相談先は誰がいいか比較検討
家づくりのパートナーとなる依頼先は、主に「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の3つに分かれます。これらは単に規模が違うだけでなく、家づくりの進め方やコスト構造、得意とするデザインが全く異なります。
| 依頼先 | メリット | デメリット・注意点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ハウスメーカー | 品質が安定しており、倒産リスクが低い。長期保証やアフターサービスが充実。展示場で実物を確認しやすい。 | 広告宣伝費などが上乗せされるため価格は高め。規格化されているため、設計の自由度には制限がある。 | ブランド志向、安心感重視、手間を省いて早く建てたい人 |
| 工務店 | 地域密着で対応が早く、広告費が少ない分コストパフォーマンスが良い。設計の自由度も比較的高い。 | 会社によって技術力やデザインセンスにバラつきがある。経営状態の見極めが必要。 | 予算と要望のバランス重視、地元で長く付き合いたい人 |
| 設計事務所 | 敷地の条件に関わらず、完全自由設計で唯一無二の空間を提案してくれる。デザイン性が極めて高い。 | 設計料が別途必要(建築費の10〜15%)。設計期間が長く、入居まで時間がかかる。施工会社の選定も必要。 | 変形地や狭小地、とことんデザインや素材にこだわりたい人 |
「大手だから安心」という理由だけでハウスメーカーを選ぶのも、「安いから」という理由だけで工務店を選ぶのも危険です。例えば、ハウスメーカーの中でも、高気密・高断熱などの「性能」に特化した会社もあれば、デザインやブランド力を売りにしている会社もあります。
自分たちが「家の性能(快適さ)」を重視するのか、「デザイン(見た目)」を重視するのか、それとも「コスト」を最優先するのか。先ほど作った「家づくりノート」や「判断軸」に照らし合わせて、最適なパートナーを選定しましょう。迷ったときは、同じエリアで建てた先輩のブログなどを読み込み、実際の住み心地やアフター対応の評判をチェックするのも有効です。
関連記事:積水ハウスと一条工務店を徹底比較|性能・価格・評判から後悔しないハウスメーカー選び
家づくり初心者が失敗しない費用の考え方

- 必要な費用の相場と内訳を知る
- 後悔しないための予算の決め方
- ブログの失敗事例から学ぶ対策
- 本にはない隠れたコストの正体
- セミナーや勉強会に参加する意味
- 家づくり初心者のための成功ロードマップ
「理想の家は建ったけれど、毎月のローン返済が苦しくて、外食も旅行も我慢する日々…」そんな事態になってしまっては、何のための家づくりかわかりません。家づくりにおいて最もシビアで、かつ目を背けてはいけないのが資金計画です。
ハウスメーカーの広告などで目にする「坪単価」や「本体価格」だけを見て、「これなら買える!」と判断するのは非常に危険です。ここでは、家づくりにかかる本当の費用と、安全な予算の組み方について深掘りします。
必要な費用の相場と内訳を知る
家づくりにかかる費用の総額は、大きく分けて「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つで構成されています。これらは概ね「7:2:1」の比率になると言われています。
① 本体工事費(約70%)
家そのものを作るための費用です。基礎、柱、屋根、外壁、内装、キッチンやトイレなどの設備機器が含まれます。広告で見る「坪単価」は、一般的にこの部分のみを指しています。
② 付帯工事費(約20%)
建物本体以外にかかる工事費用です。「屋外給排水工事(水道管を敷地に引き込む工事)」「電気・ガス工事」「地盤改良工事」「外構工事(庭、駐車場、門扉)」などが含まれます。ここは土地の条件によって金額が大きく変動するため、見積もりの初期段階では概算計上されることが多い要注意項目です。
③ 諸費用(約10%)
工事そのものではなく、手続きや税金にかかる費用です。「登記費用」「住宅ローン手数料・保証料」「火災保険料」「印紙税」「地鎮祭や上棟式の費用」「引越し代」「家具家電の購入費」などが含まれます。これらは原則として現金で支払う必要がある項目も多いため、ある程度の手元資金(自己資金)を残しておく必要があります。
例えば、2,500万円の家(本体工事費)を建てる場合、付帯工事費や諸費用を含めると、総額では3,500万円近くになる可能性があります。この「見えない1,000万円」を最初から意識しておかないと、後で大幅な予算オーバーに苦しむことになります。
関連記事:積水ハウスの坪単価は岐阜でいくら?相場・推移・平屋の価格まで徹底解説【2025年版】
後悔しないための予算の決め方
予算を決める際、絶対にやってはいけないのが、銀行の「借入限度額(いくらまで貸してくれるか)」をそのまま予算にしてしまうことです。銀行は「あなたの年収なら、これくらい貸しても返済能力があるだろう」という審査基準で限度額を提示してきますが、それはあくまで「計算上の数字」に過ぎません。
「借りられる額」と「返せる額」は違う
重要なのは、「毎月無理なく返せる額」から逆算して予算を決めることです。現在の家賃だけでなく、将来必要になる子供の教育費、老後の資金、車の維持費や買い替え費用、家族旅行の費用など、人生全体のお金を考慮したライフプランを作成する必要があります。
また、住宅ローンには「金利変動リスク」もあります。現在は歴史的な低金利が続いていますが、35年という長い返済期間中には金利が上昇する可能性も十分にあります。ギリギリの返済計画を立てていると、わずかな金利上昇で返済が滞ってしまう危険性があります。
公的なデータを見ても、注文住宅の所要資金は年々上昇傾向にあります。無理のない計画を立てるために、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談し、客観的なシミュレーションを行ってもらうことを強くおすすめします。
(出典:国土交通省『令和5年度 住宅市場動向調査報告書』)
ブログの失敗事例から学ぶ対策
「家づくりは3回建てないと満足できない」という格言を聞いたことがあるでしょうか。しかし、現実的に3回も家を建てられる人はほとんどいません。一発勝負で成功するためには、他人の失敗(屍)を乗り越えていくしかありません。
個人の家づくりブログやSNSでは、忖度のないリアルな「後悔ポイント」が大量に発信されています。これらは宝の山です。よくある失敗事例とその対策を知っておくだけで、満足度は劇的に向上します。
先輩施主が泣いた!よくある後悔ランキング
- 間取り・動線:
「洗濯機(1階)から干す場所(2階)までが遠くて、毎日の階段往復が地獄」
→ 対策:家事動線は図面上で指でなぞってシミュレーションする。ランドリールームの採用を検討する。 - 収納:
「リビングに収納を作らなかったので、子供のオモチャやプリント類で常に散らかっている」
→ 対策:「量」より「場所」が重要。使う場所のすぐ近くに、定位置を作る。コンセントを収納内に設けて充電基地にする。 - コンセント・配線:
「ダイニングテーブルでホットプレートを使いたいのに近くにない」
→ 対策:家具の配置を決めてからコンセント位置を決める。迷ったら多めにつける。 - 温熱環境(暑さ・寒さ):
「デザイン重視で大きな吹き抜けを作ったら、冷気が降りてきて冬場は極寒。光熱費も跳ね上がった」
→ 対策:吹き抜けを作るなら、家の断熱・気密性能(UA値・C値)を高めることが必須条件。
これらはほんの一例ですが、失敗の多くは「生活の具体的なイメージ不足」から生じます。図面を見ながら、朝起きてから寝るまでの家族全員の動きを想像し、「ここでスマホを充電する」「ここでコートを脱ぐ」といった細かな動作まで確認することが大切です。
本にはない隠れたコストの正体

「見積もり通りの金額で家が建つと思っていたのに、最終的に数百万円も高くなった」という話は珍しくありません。その原因の多くは、契約後の仕様変更(オプション追加)もありますが、そもそも初期の見積もりに含まれていなかった、あるいは概算すぎた「隠れたコスト」が顕在化したことによります。
地盤改良と外構の罠
特にインパクトが大きいのが「地盤改良費」です。日本の土地は意外と軟弱な場所が多く、地盤調査の結果、補強工事が必要になるケースが多々あります。工法によっては100万円〜200万円単位の費用がいきなり発生します。これは調査してみないと確定しないため、あらかじめ予算取り(予備費)として100万円程度は見込んでおくのが安全です。
また、「外構費用(エクステリア)」も要注意です。ハウスメーカーの見積もりでは、最低限の「犬走り(家の周りの砂利)」程度しか計上されていないことがよくあります。しかし、実際には駐車場のアスファルト舗装、カーポート、アプローチのタイル、隣地との境界フェンス、目隠しの植栽など、まともに整えようとすると200万円〜300万円は軽くかかります。「家は立派だけど、周りは土のままで泥だらけ」という残念な状態にならないよう、外構費用も別枠でしっかり確保しておきましょう。
セミナーや勉強会に参加する意味
ネット上の情報は手軽ですが、断片的であり、時には発信者のポジショントーク(自社に有利な情報)や、古い情報が混ざっています。家づくりの基礎体力をつけるためには、工務店や第三者機関が開催している「家づくり勉強会」や「構造見学会」に参加して、体系的な知識を得ることが非常に有効です。
「完成見学会」より「構造見学会」へ行け
綺麗なキッチンや広々としたリビングが見られる「完成見学会」も楽しいですが、初心者こそ行ってほしいのが「構造見学会」です。これは、家が完成する前の、柱や梁、断熱材が剥き出しの状態を見るイベントです。
「専門的なことはわからないし…」と思うかもしれませんが、見るべきポイントは技術的なことだけではありません。 「現場は整理整頓されているか?(ゴミが散らばっていないか)」 「職人さんの挨拶や態度はどうか?」 「断熱材は隙間なく丁寧に施工されているか?」
これらは、その会社の家づくりに対する姿勢そのものです。完成してクロス(壁紙)を貼ってしまえば、壁の中がどうなっているかは二度と確認できません。見えない部分こそ丁寧に仕事をしている会社は、間違いなく信頼できる会社です。プロの話を直接聞き、現場の空気を感じることで、ネット検索だけでは得られない「本物の判断基準」が養われます。
家づくり初心者のための成功ロードマップ
ここまで、家づくり初心者が知っておくべき手順と費用の考え方について、かなり詳細に解説してきました。情報量が多くて少し圧倒されてしまったかもしれませんが、家づくりは一生に一度あるかないかの大事業です。慎重になりすぎるくらいで丁度いいのです。
焦らず、自分たちのペースで進もう
最後に、成功へのロードマップを改めて整理します。
- 家族会議:現状の不満と未来の理想を話し合い、家づくりの「軸」を決める。
- 資金計画:「返せる額」から総予算を算出し、FP等の専門家に相談する。
- 情報収集:ノートを作り、SNSや雑誌で好みのイメージを蓄積する。
- 現場を見る:構造見学会や完成見学会に参加し、会社の姿勢や実物を確認する。
- パートナー選定:性能、デザイン、人柄、コストのバランスで依頼先を決める。
家づくりは、単に「建物という箱」を作ることではありません。そこでの「家族の幸せな暮らし」を作ることです。多くの決断に迷い、疲れてしまうこともあるかもしれませんが、そんな時は原点である「なぜ家を建てるのか?」という軸に立ち返ってください。
正しい知識を持ち、焦らずに信頼できるパートナーを見つけることができれば、必ずあなたにとって最高の住まいは実現できます。あなたの家づくりが、家族の笑顔溢れる素晴らしいものになることを、心から応援しています。
家づくりの初心者は何から始めるのが正解?失敗しない手順と費用まとめ

ここまで、家づくりの正しい手順や、見落としがちな費用の罠、そして先輩たちの失敗事例について長文で解説してきました。情報量が多く、「やるべきことが多すぎて頭がパンクしそう…」と感じている方もいるかもしれません。しかし、不安になる必要はありません。家づくりは短距離走ではなく、長距離マラソンです。息切れしないように、最後に改めて重要なポイントを整理し、あなたが明日から踏み出すべき「最初の一歩」を明確にしましょう。
成功のための「逆転の発想」を持つ
冒頭でもお伝えしましたが、多くの人が陥る失敗ルートは「土地探し・展示場見学」からスタートすることです。失敗しないためには、この逆を行くことが最大の防御策になります。
家づくり成功のゴールデンルール(おさらい)
- × 失敗ルート:土地探し → 展示場見学 → 予算オーバー → 妥協して契約
- ◎ 成功ルート:家族会議(目的の明確化) → 資金計画(総予算の把握) → パートナー選定 → 土地・プラン決定
この順番を守るだけで、予算オーバーのリスクは激減し、「こんなはずじゃなかった」という後悔を未然に防ぐことができます。「土地は縁ものだから早く探さなきゃ」と焦る気持ちは痛いほどわかりますが、「どんな家を、いくらで建てたいか」が決まっていない状態で探す土地は、地図のない航海と同じです。まずは羅針盤(計画)を持つことから始めましょう。
明日からできる具体的なアクションプラン
では、具体的に何から始めればよいのでしょうか。今すぐ展示場に行く必要はありません。まずは以下の3つのステップを実践してみてください。
- 週末に「家族作戦会議」を開く
まずはご夫婦やご家族で、お茶でも飲みながらリラックスして話し合いましょう。「今の家のどこが不便?」「新しい家で休日は何をして過ごしたい?」といった素朴な疑問を投げかけ合ってください。そして、その内容を必ず「ノート」や「スマホのメモ」に残しましょう。これが全ての判断基準になります。 - 「借りられる額」ではなく「返せる額」を知る
年収から計算される住宅ローンの借入限度額を鵜呑みにせず、現在の家賃や貯蓄ペース、将来の教育費などを考慮した「安全な予算」を算出しましょう。自分たちだけで計算するのが不安な場合は、ハウスメーカー所属ではない、独立系のファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのも賢い選択です。 - 「映え」よりも「中身」を見る目を養う
Instagramでおしゃれな内装を見るのも楽しいですが、同時に「構造見学会」や「完成見学会」の情報をチェックしてみましょう。特に、地元工務店の見学会は、その会社の「家づくりへの誠実さ」がダイレクトに伝わってきます。豪華なモデルハウスではなく、等身大の家を見ることで、現実的なサイズ感や仕様の相場観が養われます。
迷ったら「王道」を知ることから始めよう
ここまで読んで、「頭では分かったけど、自分たちだけで資金計画を立てたり、土地の良し悪しを判断したりするのはハードルが高い…」と感じた方もいるのではないでしょうか。
そんな時は、一人で悩み続けずにプロの力を借りるのが一番の近道です。特に、私が最初の一歩としておすすめしたいのが、業界最大手である「積水ハウス」の無料相談を活用してみることです。
「いきなり最大手なんて敷居が高いし、価格も高そう…」と敬遠してしまうかもしれませんが、実は初心者こそ話を聞きに行くべき相手です。なぜなら、圧倒的な実績とデータを持っているため、「家づくりの基準(スタンダード)」を知るのに最適だからです。
積水ハウスの設計士や担当者は提案力のレベルが高く、こちらの漠然とした要望を具体的なプランに落とし込んでくれます。もちろん、必ずそこで建てなければならないわけではありません。「一流の提案」を一度体験しておくことで、その後の工務店選びやプラン比較の際に、しっかりとした「モノサシ」を持って判断できるようになります。
相談は無料ですし、変な売り込みをされる心配もありません。まずは気楽な気持ちで、プロに理想の暮らしをぶつけてみてはいかがでしょうか。その一歩が、理想のマイホームへの大きな前進になるはずです。
▼ 積水ハウスに無料相談できます
(公式相談ページはこちら)
※お問い合わせフォームの「紹介コード」欄に
【HK0004】 を入力していただくと励みになります。
また、担当者さんによっては3%前後の割引が適用される場合があると伺っています。
もちろん確定ではなく、時期や条件によって変わります。
あなたにデメリットは一切ありませんので、ご安心ください。
・本フォームで使用する「紹介コード」は株式会社リバティアース
※紹介コードの入力により当サイト経由の紹介が正式に認識され、

